パーマの残臭について、基本情報としては
パーマの1剤の塗布量に対し、2剤の塗布量が少なくなってしまうと酸化が充分に行われずにパーマの匂いが残るケースがあります。
そして水で濡らした時により強く匂いがする理由は、髪が水分を吸い膨潤した時にキューティクルが開き、匂いがしたと考えられます。
最近パーマでよく使われる薬剤でコスメ系(システアミン)と言われる物があります。このパーマ液は化粧品分類で、傷みのある髪にも使用できるものです。
今までのパーマ液とは違う部分に作用し、ダメージも作りにくいという良い部分があるのですが、粒子が細かく髪の深部にも作用します。
特に毛髪内部の脂質が多いと、より反応してしまうそうです。毛髪内部の脂質は人それぞれに違いがあり普段の『ベタつきやすい』、『乾燥する』といった髪の手触りとは全く関係ありません。
このコスメ系の薬剤は傷みをだしにくいのですが、臭いが残るケースが今までの物より出てしまいます。
いま、美容室では『ダメージを抑えてかける事のできるコスメ系薬剤』を使用するケースが増えてきました。もし、一度かけて残臭が気になる場合はコスメ系薬剤を使用しないのもひとつの手です。
ダメージも気になるけど臭いも気になるという方へ、カミオでは『エアウェーブ』『クリープパーマ』があります。このメニューはコスメ系の薬剤を使用してパーマをかけますが、お湯と炭酸を使用し残臭を抑える事ができるようになりました。全く臭いがしないというわけではありませんが、気にならないくらいにはなっております。
またコスメ系の薬剤を使わずに、ダメージを抑えてパーマをかけることができるメニューも揃えてありますのでご相談ください。
パーマでパサついたという場合に考えられる事は、
○ベースカットのそぎすぎ
○薬剤と髪質が合っていない
○テンション(パーマを巻くときにかかる力)が強い
○1剤2剤とも使用量が少ない
などが考えられます。
「以前に縮毛矯正やデジタルパーマをした事がある」「毎日アイロン、コテを使用する」等の理由も、パサつきの原因になることがあります。
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